太平洋セメント半径2km内の測定

場所:太平洋セメント半径2km内周辺(埼玉県熊谷市三ケ尻5310)

日時:2013年11月14日午前10:30~3:30  天気 晴れ(東の弱風)

方法:自動車による移動測定と定点測定 1m高

 

 太平洋セメントの150mの煙突を中心とする、半径500m、1000m、1500m、2000mの同心円上をできるだけトレースするように車を走らせて測定しました。また、東西南北の任意の定点を3回ずつ測定、その平均値をもとめ、この平均値をもとにして、車載測定の値の係数を求めました。全体の平均空間線量率は0.055μSv/hでした。

 下の写真は走行測定の結果です。10秒毎の平均値です。一ヶ所の詳しい数値ではなく全体的な傾向としてご覧ください。グーグルアースで見る場合は、ファイルをダンウンロードしてご覧ください。

太平洋全体.kml
Google Earth プレイスマーク 635.1 KB

ルートは下図です。数値が表示された部分は、地上1mの定点測定の値です。

 円周上を測定するといっても、道はその通りにありませんので、ギザギザで時には大きく離れる場合もありました。また、広大な敷地の工場や自衛隊基地内は外周を測るか、測定そのものをしていません。

 グーグルマップのピンの地点は「彩の国資源循環工場と環境を考えるひろば」が定点測定をしている部分ですが、同じ地点を測定しているわけではありませんので、参考までの値です。

 測定には4時間かかりました。狭い範囲とはいえ、煙突の周りを4周するのはきつい作業でした。前回の深谷市パティオ周辺の調査と同じで、周囲の測定に何らかの傾向を見出すことはできませんでしたが、数値を見て、何かお気づきの点がありましたら、教えてください。

 以下は、東西南北の定点測定の結果です。1m高3回測定の平均値です。

 単位はμSv/h、測定器はポニー工業HSF-1です。

  定点測定値の平均は次のとおり。なお「観音山南」の値が他より高くなっていますが、ここは、ほとんど人通りのない、用水路の端で草がうっそうとしたところです。他の場所は、いずれもアスファルト道路上で測定しました。