深谷市 仙元山公園ビックタートル~わんぱくランド

場所:深谷市 仙元山公園ビックタートル周辺とわんぱくランド・散歩コース

                       (埼玉県深谷市上野台2565)

 日時:2014年1月24日 午前11:00~午後2:00  天気:晴れ 南の風1m

方法:徒歩による移動測定 地上高50cm、定点測定 50cm、5cm

結果:移動測定平均 ビックタートル周辺 =0.072μSv/h

          わんぱくランド施設内=0.046μSv/h

          仙元山散歩コース  =0.041μSv/h

 2013年10月10日に仙元山散歩コースを測定して記事にしました。今回は、山のふもとのビックタートル周辺とわんぱくランドを測定しました。また、前回測定しなかった散歩コースの定点測定も行いました。公園ですので、測定高はすべて50cmとし、子供が直接座りそうな所は5cm高の測定もしました。

 結果に書いたように、わんぱくランド内の平均は0.046μSv/h、散歩コースは0.041μSv/hでしたが、ビックタートルをぐるりと囲むレンガ、アスファルト敷きの部分が平均で0.076μSv/hと高めの値を測定しました。上の地図で黄色のは0.1μSv/hを超えた場所です。

 わんぱくランドの施設内を歩き、子供たちが集まりそうな場所を定点測定しました。乗り物のコースはコンクリートですが、とても低い線量です。スベリ台下の芝生・砂場も平均的な線量。施設内はどこを歩いても、特に高い場所はありませんでした。

 上の地図は5秒間隔、写真は10秒間隔の平均値です。平均の時間を長くする数値は均一化していきます。例えば10秒間隔にすると地図の黄色はなくなります。

 測定中、施設の職員が、少し離れたところでずーと僕らを監視していました。不審者に思われたようです(笑)

 ビックタートル周辺は、前回の測定時でも、散歩道に比べて高いと思っていましたが、やはり高い。素焼き風の黄茶のレンガです。そして、ビックタートルの裏の駐車場のアスファルトはもっと高い。ときどき0.1を超えて警告音が鳴りました。前の駐車場はそれほど高くはありません。素材とか排水とかいろいろあるのでしょう。建物の正面のタイル張り部分(6)は普通の数値でした。木製の丸いベンチ(5)も0.07前後です。南側のトイレから使用禁止の遊具がある所の土の部分はかなり低く、0.04台でした。

 散歩コースは、今回は定点測定のみです。前回の測定でわかっていたことですが、どこを歩いても低い、0.03という値は3.11前の値といわれています。やはり深谷市のクルースポットです。芝生の上、落ち葉の上は座っても大丈夫です。

 右の写真は西の階段の登り口です。階段を下りてきて、レンガ敷きの上にきたら急に数値が上がりました。ためしに3mくらいの離れた地点3箇所で、定点測定をしてみました。すると、ほぼ同じポイントでこのとおり。空間線量の高低は、地面の素材でこんなにも変わることがわかりました。

 学校などは校庭の真ん中の地面で測定するといいますが、これを見ると発表される数値が学校全体を表すわけではないことが、よくわかります。

 なお、定点測定は1箇所で5回測定し、その平均を求めています。