利根川総合運動公園 葛和田サッカー場

場所:利根川総合運動公園 葛和田サッカー場(埼玉県熊谷市葛和田 利根川河川敷)

日時:2014年4月10日 午前11:00~12:30(サッカー場)

   2014年4月15日 午前11:00~12:00(土手・駐車場)

天気:10日 晴れ 北西の風3~5m   15日 晴れ 東の風1m

方法:移動測定=地上50cm高、定点測定(15秒間5回の平均)=50cm高、5cm高

機器:ホットスポットファインダー(ポニー工業)Csl(TI)+半導体型光検出器MPPC

 この公園は、利根川べりに際限もなく続いています。上の数字は色分けのポイント地図です。右の地図は6キロほど西のゴルフ場の隣にある大野サッカーです。

 移動測定の平均は葛和田サッカー場が0.063μSv/h、大野サッカー場は0.061μSv/hでした。

●駐車場の鉄パイプ柵で0.151μSv/h、アスファルトと土の境で0,138μSv/hを測定

 サッカー場内はぼほ0.04~0.06μSv/hです。しかし、隣接する駐車場は0.07~0.015μSv/h、そして土手の斜面は0.07μSv/h前後、東側に果てしなく続く草原も土手とほぼ同じです。駐車場の一画鉄パイプ柵のところで、半径5メートルくらいの範囲に0.15前後の線量の所を見つけました。道路や駐車場を流れる雨水が溜まる所だと考えられます。大野サッカー場の駐車場も同様の傾向が見られます。

 測定の依頼者は、子どもとサッカー観戦にいくが、子どもはすぐに飽きてしまい、後ろの土手の斜面に登って遊ぶということです。駐車場や土手では、測定中のピークで、0.2、0.156、0.148、0.135Sv/hなどが測定されました。全体としては熊谷市の平均的な数値となりますが、通常の公園とは違う印象をもちました。

 写真①~⑥は定点測定の放射線率です。上の段が50cm高、下の段が地上付近で、それぞれ15秒間を5回測定し、その平均の値です。単位はμSv/h。

 公園全体の平均は0.061~0.063μSv/hで、これは熊谷のモニタリングポストの値と同じです。写真②④⑥は、こういう場所もあるということで、平均より高い場所を意識的に選びました。

 

 下の地図は葛和田サッカー場の数値表示です。