寄居町 天沼公園

測定日:2015年5月10日(日)12時35分~13時15分     天気:晴れ  南西の風3~6m

測定地:天沼公園(寄居町大字寄居字天沼) 

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高50cm、地表付近の定点測定

《移動測定》平均 0.058μSv/h(5cm高)

 寄居駅の近所の公園ですが、駐車場がありません。踏み切りぎわの空き地に駐車しました。園内は東側はアスファルトとブロック舗装一部芝生です。西側は川の両岸が水辺まで降りられるようになっています。東側の放射線が高めですが、これはコンクリート舗装や撒かれた砂の自然放射線だと考えられます。

 川岸は石が敷き詰められて、岩だらけですが、この岩は自然放射線の少ない岩です。あまり清掃されておらず、漂流物もたまっていましたが、見た目に反して、水辺の空間線量もきわめて低い値でした。

写真1 こどもの遊び場にしては若干高めですが、上のグラフではセシウムのピークがみえず、公園全体に敷かれた荒い砂からの自然放射線の影響だと思われます。周囲全体がこれくらいの空間線量となりました。 

写真2 写真1のそばの大きな木の根元、ここは砂がなくて土が出ていました。ときどき高線量が見つかる大木の根元ですが、ここはきわめて低線量。うっすらとセシウムのピークもみえます。

写真3 ターザンロープとブランコ、スプリング遊具、小さな子どもの遊び場です。草の中で測定しました。ここもうっすらとセシウムのピークがみえます。測定当日は、高校生に占領されていて、小学生が遠巻きに見ていました。遊具に年齢制限の表示でも付けたらいいのに。

写真4 草ボーボーのブランコ。写真4のスプリング遊具と同じエリア、このエリアは砂も撒かれていないので、空間線量は0.05以下、安心な値です。草ボーボーでも大丈夫(笑)

公園東側の川岸の遊び場です。見た目は雑草と漂流ゴミでイマイチですが、空間線量に関してはクールスポットともいえる値。石だらけですが、石からの自然放射線もありません。

橋をわたって、一番東側の東屋のそばです。桜の木の根元を測定しました。傾斜地のせいでしょうか。ここもまたクールスポット。こちら側の通路には、西側に敷かれた砂が撒かれていて、その砂に含まれる自然放射線と思われるやや高めの線量が測定されました。

まとめ

全体的にはかなり放射線量の低い公園だと思われます。コンクリート・砂に含まれる自然放射線の影響を除けば、0.04~0.05μSv/hくらいという気がし、小さな子どもが安心して遊べる公園です。