場所:熊谷市 万平公園(埼玉県熊谷市万平町1-1)
日時:2015年8月23日 10時~11時
天気:曇り 北北西の風1.7m
方法:移動測定=地上5cm高、定点測定(60秒間の平均)=50cm高、5cm高
機器:ホットスポットファインダー(ポニー工業)Csl(TI)+半導体型光検出器MPPC
1.移動測定〈総平均 0.055μSv/h〉
①外周道路・歩道 0.059μSv/h
②公園内部 0.052μSv/h
移動測定の平均 0.055μSv/h
2.定点測定(60秒間の平均値)
旧荒川土手です。成長した桜並木に覆われて昼間でも薄暗い感じがします。地表の状態はあまり良くなく、枯れ枝、枯れ葉、土砂など自然のままで、実際のところ、管理している人たちの手の余る部分と思います。空間線量は、熊谷の平均レベルでした。
土手部分と違い公園内部は比較的清掃が行き届いています。ボランティアの人たちなのでしょうか、写真のような小さな土盛りがたくさんあります。公園全体の放射線量は高くないのですが、この場所は、若干高めでした。
3.11以降改修された区域です。真ん中に有名な垂れ桜の「千年桜」があり、地表は細かな砕石が砂状に撒かれています。放射線量は低く、改修されていない周りとの比較ができます。子どもたちが走り回っても心配ない区域です。
上記③同様3.11以降に敷き直された芝生です。放射線量は低く安心できるレベルでした。従来このレベルが3.11前の状況ということでしょうか。
公園の中央部の千年桜周辺や芝生広場は、3.11以降改修された区域でクールスポットです。子ども遊具はその場所を取り囲むように設置されています。空間線量は、途端に熊谷市の平均レベルになります。写真はウレタンマットの上で測定したのですが、低い値でした。マットを交換したのか分かりませんが、心配レベルではありません。
3.まとめ
約1年4ヶ月前に測定したのですが、放射線量はほとんど変わりませんでした。移動測定の総平均が0.055μSv/hと熊谷の平均レベルでした。ただ、この公園の中央区域が3.11以降改修されたクールスポットであることを勘案すると、その周りは若干高めな数値と言えるでしょう。
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