鴻巣市 荒川パノラマ公園

測定日:2015 年10月12日(日)11:20~13:50 晴れ  南東の風1m

測定地:荒川パノラマ公園(鴻巣市大芦1366)

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高50cm、地表付近の定点測定

荒川の堤防、コスモス街道沿いの公園。吹上駅からも行田駅からもほぼ等距離です。パノラマとあるとおり、周辺の景色が一望できます。最近はスポーツ公園ばかり整備される中で、なかなかおもしろい造園で、ローラー滑り台をはじめとして、遊具類も充実、小さな子供の楽しめる公園です。

《移動測定》 平均空間線量0.061μSv/h

《定点測定》

小さな子どもがたくさん遊んでいました。空間線量はかなり低く安心レベルです。それでも右の簡易核種分析グラフにはセシウムのピークが見えます。決して不検出というわけではありません。

写真2・写真3は、周囲よりは少し高めの空間線量ですが、ともに植え込みの縁、建物のきわと共通しています。こうした場所は雨水もたまりやすく、セシウムが濃縮しやすい場所です。

写真4 ここは北側とちがい木が多く、日陰の多い場所です。多くの人がベンチやシートを引いてくつろいでいましたが、このエリア全体、空間線量はやや高めでした。グラフを見ると自然放射線の影響も若干あるようです。

写真5 セシウムのピークがはっきりしません。降り口の砂からの自然放射線の影響も若干あるようです。

写真6 セシウムの濃縮です。除染基準以下ですか、かなり高い線量です。ローラースベリ台の築山からの雨水がたまる場所なのでしょう。測定時も家族がレジャーシートをひろげてくつろいでいました。

写真7 風雨で流れた土砂がたまる場所のようで、セシウム濃縮です。人の歩く場所ではありませんが、除草もされているので、追いかけっこの子供が隠れそうな場所です。

まとめ

 移動平均が0.061μSv/h 特に高いわけでもありませんが、低くもありません。公園北側に比べて、公園南側の空間線量がやや高くなっています。

 お弁当を広げるなら、公園北側で、南側なら荒川土手寄りの土地の高いところがよいと思います。それにしてもローラースベリ台は、あちこち見ていますが、なかなかの規模でおもしろそうです。お尻に敷くダンボールは必須です。