吉川市 なまずの里公園

測定日:2016年6月3日(金)17:3018:00 晴れ  南東の風2m

測定地:なまずの里公園(吉川市大字保)

測定方法:地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm50cmの定点測定

 

1.移動測定 平均空間線量 0.073μSv/h

 住宅街にある地区公園です。カーナビに登録もなく、探すのにとても苦労しました。遅い時間に到着したせいで、放課後の小学生や中学生が大勢遊んでいました。幅広い年齢の子供たちが遊べるように配慮された公園ですが、駐車場もなく路駐も不可で、子どもたちは自転車に乗って集まってきたようです。

空間線量の全体平均は0.073μSv/h、吉川市の公園の平均的な値でした。自然放射線の影響は見られません。

 

2.定点測定(60秒の平均値)

夏だけ水が流れるというじゃぶじゃぶ池。周囲は芝生です。芝生地にしては、線量が高めです。

子ども広場を全体に砂が敷きつめてあります。この公園内では、もっとも線量のひくい場所です。

なまず池の周りはぐるりと歩けます。芝生と雑草の道です。芝生の上、雑草の中ともに同じような線量でした。

アスレチック広場、ターザンロープの隣です。土と雑草(芝生?)での測定です。ふつう土地が高くなっているところは線量が下がりますが、ここは低いところと同じです。

写真の右側は放射線核種のスペクトルグラフです。写真1,2も同様ののグラフになりました。2016年6月現在のセシウム137:セシウム134の存在比は5:1となっており、セシウム137のピークだけがしっかりと見えます。

  

3.まとめ

 

住宅密集地で駐車場もなく、路上駐車も難しい公園なので、地元の子どもが自転車にのって集まってくるローカルな公園のようです。とはいえ、いかにも楽しそうな公園で、測定日も学校を終えた小学生から中学生まで何人も遊んでいました。なお、吉川市の除染基準50cm高0.19μSv/hを超える場所はありませんでした。