和光市 広沢原児童公園

測定日:2016年8月14日(日)8:40~9:30 曇り  微風

測定地:和光市 広沢原児童公園(和光市広沢1)

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

 

1.移動測定 平均空間線量 0.050μSv/h

 

R254が北側を通り、西側は和光樹林公園に至る公園通り、東には東京外環自動車道が突き抜けるという位置になります。また、北西角にはサポートセンター広沢、東はガスト、南はひろさわ保育園となっています。さらに公園通りを挟んで中学校や小学校があり、南に大規模な団地があるのですが、利用者は限定的な感じがします。園内は南半分が野球やサッカー用のグランド(ただしあまり広くない)、北半分が子ども遊具などの広場になっています。測定日は、ママさんとお子さんが一組、母親を介護しながら歩いている方、あと新聞を広げているご老人が一人といったところでした。移動測定の空間線量の平均は、0.050μSv/hと問題ありませんでした。

 

 

2.定点測定(60秒間の平均)

グランドに入る手前にある大きな木ですが、清掃でさらった土砂を根元に積んだものと思われます。セシウムの濃縮が確認できます。奥にも大きな木が並んでいるのですが、その根元に積まれている土砂は量も少なく、それほど高い値は測定されませんでした。理由は手前の方が簡単に作業ができるからと思われます。

福島原発事故由来の放射性セシウム137がハッキリ確認できます。雨風などで溜まった土砂を取り除き積み上げるという普通の行為ですが、今でもこういった場所は高い数値になります。親御さんは子どもを遊ばせるとき注意してください。

本格的なサッカーや野球はできませんが、小さなお子さんたちが走り回るのには丁度いい広さです。一般的にグランドの空間線量は低いのですが、ここはところにより少し高い数値も測定しましたが、心配するほどではありません。地ならしがあまり行われていない感じですので、多少影響していると思われる程度です。

年季の入った子ども遊具が点在しています。公園も古いのでどこか魅力に欠ける感じがします。測定場所は、ほぼ中央部分で、空間線量は低く心配ないレベルでした。子ども遊具は点在しているのですが、だいたい同じような傾向でした。

 

3.まとめ

清掃はされているのですが、少し雑なところもあります。主に枯れ葉の処理や植木の手入れなどで、気になるところが何カ所かありました。予算の関係でしょうか。しかし、そういったところも念入りに測定したのですが、定点測定1のような数値を示すところはありませんでした。(吉田) 

和光市 その他の公園

県営和光樹林公園柿ノ木坂児童公園せせらぎ公園

和光市除染基準 0.19μSv/h(小学校・保育園・児童館50cm高、中学校・公園1m高)