場所:彩の国資源循環工場敷地内とその周辺(埼玉県大里郡寄居町三ケ山368)
日時:2014年1月31日 午前9:30~12:50
天気:晴れ(北西 6m)
方法:地上100cm高、定点測定(15秒間5回の平均)・徒歩と車による移動測定
機器:ホットスポットファインダー(ポニー工業)Csl(TI)+半導体型光検出器MPPC
2013年10月より、毎月月末に測定して、今回は4回目の測定です。毎回「彩の国資源循環工場と環境を考えるひろば」のメンバーと一緒に測定しています。
上の図は、地図上に空間線量を敷地内は10秒毎、外周は5秒毎の平均値を色分けして表示してあります。敷地内は徒歩による移動測定、外周は自動車による走行測定の結果です。↓の部分は定点測定のポイントです。
定点測定の値は15秒間測定を5回した、その平均です。ホリバでは30秒かかりますが、HSFは15秒で1回としています。感度の違いです。ホリバの検出部(Csl)は2.2ccですが、HSFの検出部(Csl)は36ccあります。
下の表は、過去4ヶ月の定点測定値の推移です。大きな変化は見られません。工場敷地内は、周辺に比べて、0.02μSv/hほど高いことが明らかになりました。
●機器による測定値の違いについて
この調査では、HSFの他に、「彩の国資源循環工場と環境を考えるひろば」のメンバーは寄居町のホリバを借りて、同じポイントで同じ回数を測定しています。同じシンチレーション式ですが、3ヶ月の測定の平均値がHSFはホリバより0.01μSv/h低い値になりました。
そこで、HSFの精度を確かめる意味で、熊谷の市役所にあるモニタリングポストに行って測定値を比較してみました。結果は以下のとおり。
HSF
2014/2/7 18:32から600秒の平均値 0.060μSv/h
熊谷モニタリングポスト公表値
2014/2/7 18:30 0.062μSv/h
18:40 0.062μSv/h
18:50 0.061μSv/h
0.001~0.002は誤差の範囲ということで、HSFは熊谷のモニタリングポストの測定値とほぼ同じということがわかりました。
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