場所:鉢形城公園(埼玉県大里郡寄居町大字鉢形2692-2)
日時:2014年7月12日(土) 午前9時30分~11時30分
天気:晴れ 南東の風2
方法:移動測定(徒歩)、地上50cm高、定点測定(60秒間の平均)50cm高、5cm高
機器:ホットスポットファインダー(ポニー工業)Csl(TI)+半導体型光検出器MPPC
台風一過、猛暑の中の測定です。朝9時30分から開始しました。土曜日とはいえ、さすがに訪れる人も少なく、城跡マニアと思われる人が何人か散策していました。今回も森林公園と同じメンバー、Yさんと2人で測定しました。Yさんは鉢形城跡にとても詳しく、おかげで短時間で全体を測定することができました。
県北の平均的な空間線量ですが、寄居・比企方面の他の公園に比べると若干高めの値です。定点測定時、スペクトルのグラフでは、セシウムの存在は確認できるものの、はっきりとそれだけというのではなく、やはり自然放射線の存在も感じられました。
また、敷地全体が起伏が激しく、測定値も高低の幅が大きかったようです。
(掲載の画像はクリックすると拡大表示されます。)
測定開始、いきなり高めなのですが、スペクトルでは、セシウムの山がはっきりしません。アスファルトの上ですが、自然放射線かなあ? を首をひねりました。
寄居駅から歩くとここが入口にある広場です。低い値ながらもセシウムの山はしっかり見えます。奥のほうでは、ヘビが昼寝をしていて踏みそうになりました(汗)
鉢形城本丸に続く遊歩道、ここで僕はへばって休憩、眼下は玉淀です。ここのスペクトルもセシウムの山がはっきりしない。鉢形城全体が自然放射線の影響を受けているのかもしれません。ここから、測定はYさんとチェンジです。
林間の土の道ですが、やや高め。近所の車山ならこんな感じの場所は0.04μSv/h以下になります。ここはセシウムの山も若干はっきりしています。
左側のポイントは砕石の砂利が敷かれた道です。右側のポイントは落ち葉が積もってsここに草が生えています。測定値の差は0.02μSv/h。原因は石の自然放射線と思われます。
芝生なのか草なのかビミョーな感じですが、ひろくて気持ちのいい場所です。高い値ではありませんが、セシウムの山ははっきりしています。
・起伏の激しい公園はどこも、測定値のバラつきが大きくなる傾向があります。放射性物質が高いところから低いところへ移動しているせいだと思われます。
・また、芝生がきれいに刈り込まれたところも他より低くなります。これも刈り込まれて放射性物質が、他所へ移動しているからでしょう。
・土壌検査をすればはっきりすることですが、鉢形城公園は、もともと自然放射線が近所よりもわずかに高い場所で、それが平均0.054μSv/hに影響してるような気がしました。
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