場所:熊谷市中心部(主に17号国道および星川通り)
日時:2014年7月21日(日) 午後6時~8時
天気:晴れ 28℃ 南東の風4m
方法:移動測定(徒歩)、地上50cm高、定点測定(60秒間の平均)50cm高、5cm高
機器:ホットスポットファインダー(ポニー工業)Csl(TI)+半導体型光検出器MPPC
深谷と熊谷のうちわ祭りには切っても切れない関係があります。
熊谷うちわ祭りというと、絢爛豪華な屋台や山車が町内を練り歩き、何台か集まると勇壮なたたき合いを繰り広げ、最終日には、お祭り広場に全町内の屋台や山車が集合してクライマックスを迎えます。それぞれの祭り囃子が微妙に違いますので、打ち手などは引き込まれないように必死で、どんどん熱を帯びてきます。ちょっと危険なのですがあの空間に身を委ねると、一種のトランス状態に入ったかのようになることもあります。実は、この祭り囃子ですが、元々はなく、深谷の祭り囃子を取り入れたものです。藤沢の人見や小台(今もこの呼び名あるんですかね)、岡部の岡、明戸の新井橋、大寄などの祭り囃子です。
ところで期間中70万人も訪れるという熊谷うちわ祭り、4車線の17号を止めたり周辺道路も通行止めになったりします。そこで、滅多にない機会ですのでHSFで熊谷のうちわ祭りを計測してみました。主に17号国道と星川通りですが、特徴的な値となりました。
まず、銀座の交差点から八木橋の交差点までの約1.5kmの車道上ですが、熊谷のモニタリングポストより低く、逆に星川通りは高いことです。ちょっと異常な値かも知れません。しかし、スペクルを見るとセシウムのピークは確認できませんので、敷石からの放射線と考えられます。それにしても、17号と星川通りの色の違いは顕著です。
この日の移動平均 0.064μSvh
最大値 0.413µSv/h
最小値 0.012µSv/h
① 星川通り定点測定
地上5cmと50cmの高さでそれぞれ60秒の平均値です。
② 星川通りの定点測定
地上5cmと50cmの高さでそれぞれ60秒の平均値です。
この日、瞬間値ながら0.413µSv/hを計測した場所は、上記写真の少し先です。
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koizumi (水曜日, 23 7月 2014 17:55)
スペクトルのグラフ、よくみえませんが、セシウムらしき山も見えます。天然核種+セシウムと考えるべきでしょうね。割合がはっきりせず、なんとも歯がゆいわけですが、いずれにせよ道を選べるなら、星川通りを歩く必要はありませんね。熊谷市のアスファルト道路なら、たいていは0.05前後になります。
jin (月曜日, 28 7月 2014 08:41)
車道などに使われている煉瓦は、一般的に粘土(固くするため石も入っている)でなく、インターロッキングってやつですかね。これって産業廃棄物が原料といわれてますが、いろんな種類があり、わが家の駐車場や玄関回りなども使われています。しかし線量は出ない。何から放射線が出ているかですね。