測定日時:2014年7月21日(月) 午前9時30分~11時30分
測定場所:県立川の博物館~かわせみ河原(埼玉県大里郡寄居町小園12~39)
天気 :晴れ 東北東の風1m
測定方法: 地上高50cmを歩行による移動測定、地上高50cm、地表付近の定点測定
測定機器: ポニー工業 GPS連動型空間線量率自動記録システム(HSF-1)
福島の子どもたちの保養で遊ぶ公園です。今回もYさんと小泉のコンビで測定しました。県立の施設はどこも豪華で、しっかり整備されています。が、どこも入場料や駐車料金をとられます。
博物館の本館が真っ赤に染まっています。豪華絢爛、みかげ石のエントランス、ピカピカの壁面のせいで、HSFの警報が鳴りっぱなしです。
それ以外は、寄居近辺の平均的な数値、どこも0.05μSv/h前後の数値でした。
写真1は、料金所の前です。下は一見レンガにみえますが、ブロック素材。ブロック素材は比較的低い値になります。
写真2はファミリー広場の木陰の下。木材チップが敷き詰められた土面です。前の芝生も同じような値。ここは子ども不人気のようで、ほとんど人がいませんでした。
写真3はHSFの警報が鳴りっぱなしの場所です。こういう場所に長いしたくないのに、Yさんは、ゆっくりと熱心に測定していました。
写真4は「かわせみ河原」の真ん中。石ころがゴロゴロしている場所です。午前中からBQマニアがたくさん集まっていました。ここも駐車料300円です。
写真5は、川の博物館の西にある公園。「かわせみ河原」の利用者がトイレと水道を利用するようです。公園自体は、無人、草ボーボーでした。私の地図には「トリム公園」とありましたが、ネット検索しても一件もヒットしませんでした。
全体として平均0.052μSv/hは、寄居地区の平均的な値だと思われます。ここでは、人工物の方がわずかですが高い数値なり、人の手が加わっていない自然の状態の場所が低くなるという傾向があります。
川の博物館の建物では、本館が石材(花崗岩)をふんだんに使っています。一見豪華に見えますが、自然放射線の影響で、他の倍近い空間線が計測されました。
みかげ石の敷石→アスファルトやコンクリートやブロック材→芝生→土の順にその場の空間線量が下がっていきます。また、かわせみ河原では、水辺がもっと低い値となりました。河原の石についても、自然放射線の心配はありません。
自然放射線に関しては、さまざまな考え方がありますが、外部被ばくという点では、人工放射線となんの区別もありません。
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