測定日:2015 年4月12日(日) 9時30分~10時40分
天 気:晴 無風
測定地:田ヶ谷サン・スポーツランド(埼玉県加須市上崎1850)
測定方法 地上高50cm を歩行による移動測定、地上高50cm、地表付近の定点測定
旧騎西町の田園地帯にある中規模の多目的公園です。敷地の中には田ヶ谷総合センターなどもあり、県議会議員選挙の加須市第37投票所となっていて、この日は付近の住民が投票に訪れていました。残念ながら、ほとんどが老人で若い人の姿はあまり見かけませんでした。
1.移動測定〈総移動平均 0.051μSv/h〉
①外周(アスファルト) 0.051μSv/h
②駐車場および中央道路(アスファルト・敷石) 0.041μSv/h
③野球場の外周と北芝生広場(アスファルト・芝生) 0.061μSv/h
④子ども広場(土) 0.045μSv/h
⑤東広場・菖蒲園(草・土) 0.045μSv/h
移動総平均 0.051μSv/h
作法として全体の把握のため外周から計測します。田ヶ谷総合センター入り口からスタートしましたが、いきなり高い線量となり驚きました(定点①参照)。福島由来の放射線の強弱については、ここでもアスファルト>芝・土となり、アスファルトからセシウムなどの放射線がなかなか減衰しないことが分かります。全体的には、この地域の平均的な数値でした。
2.定点測定(60秒平均値)
3.まとめ
福島以後の造園について示唆を与えてくれる公園だと思います。全体的にはそれほど高い空間線量ではありませんが、花崗岩の多用や、細かな白い砂利が子ども広場に撒かれていたり、自然放射線の影響を強く受ける造りとなっています。今後の公園設計や造園について、石の使い方に十分注意を払ってもらいたいと思います。野球場の南に東西に護岸を石で固めた親水ゾーンがあります。ここの石は、火山岩系の石と思われ放射線の放射はなさそうでした。
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