測定日:2016年7月1日 11:20~12:20 晴れ曇り 南西の風 1m
測定地:草加市稲荷5丁目14
測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定
1.移動測定 平均空間線量 0.075μSv/h
球場をぐるりと囲んだスペースが公園になっています。周囲は工場地帯で、遊具もありますが、子どもが遊ぶ公園ではないようです。パパの試合を応援にきて遊ぶことはあるかもしれません。至近に草加稲荷小学校があります。
球場内は測定していませんが、全体的に空間線量は高く、特に北東にある入り口とトイレの付近は要注意です。
トイレの入り口付近、除染基準をわずかに下回る空間線量です。川口市や上尾市なら除染しますが、草加市の除染基準は、50cm高0.23μSv/hです。長居はしたくない線量です。雨水や排水がたまる場所のようです。
トイレの裏の植栽ですが、根元付近に土が積み上げられています。周囲を見ると、この公園の植栽の根元には、みな土を積み上げた跡がある。どこかにたまる土を、このような形で処理しているようで、これは人為的なセシウム濃縮です。
ここは駐車場、入口の植栽の横。排水溝がありますから、雨水の集まってくるところの地面にセシウムが濃縮したものと思われます。ここも除染基準をわずかに下回る汚染レベルです。
南西にある子供の遊び場です。こちらの空間線量は、大部低くなっています。遊具はかなり傷んでいて、写真のシーソーは使用禁止になっていました。
この周囲にある植栽の根元にも、土が積み上げられていました。
それなりの広さのある芝生広場です。芝生の上で、お弁当を広げるとすれば、ここになると思われます。
芝生広場にしては、やや高めの線量でした。
3.まとめ
今回測定した、草加市の4公園の中では最も空間線量の高い公園です。
草加市の東南部に位置すること、放射能のプルームが通過したといわれる、みさと公園や水元公園寄りです。しかし、公園管理の悪さも、大きく影響していると思われます。少なくても廃土を植栽の根元で処理するのは、原発事故後の公園管理ではルール違反です。
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