測定日:2017年1月21(土)14:15~15:00 晴れ 強風
測定地:高岩公園(白岡市新白岡3-43)
測定方法:地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定
1.移動測定 平均空間線量 0.047μSv/h
新白岡の住宅地の外れにあり、テニスコートや体育館もある比較的大きな公園です。新白岡駅前の開発が始まり住宅が建ち始めたころ、仕事で何回か訪れたことがあります。確か総合地所だったと思うのですが、建築条件付きでそれぞれの区画に値段が付けられていて、中には1億円を超えている物件があり、5千万円を超えている物件など当たり前で、こんな田舎(失礼)で、と驚いたことを思い出しました。バブル時代でした。この公園の放射線量は、移動平均で0.047μsv/hでした。広いグランドがとても低く(信じられないくらい低い)、その影響と思われます。
2.定点測定(60秒の平均)
園内に設置してある地図によりますと芝生広場となっていますが、実際は土のグランドです。かなり広く目的がハッキリしません。この広場の空間線量はとても低く私が担当した公園の定点測定で一番低かったと思います。福島原発事故前は0.03μsv/hくらいだったと言われていますが、なんと0.01代です。おそらく、何かの都合で、2011年3月11日以降に、芝生を剥いだのではないでしょうか。ということで、ここの面積はかなりありますので、平均を押し下げています。
北の隅にある子ども遊具広場は、なんと砂場の中にあるようです。砂場もありますので、砂場の中に砂場といった具合ですです。放射線量も低く心配ないレベルでした。
放射線量は、全体的には高くない公園で、移動測定も安心して計測していたところ突然警告音が鳴りました(0.1μsv/hでなるように設定)。ここは、建物の北側で薄くですが黒っぽい廃土が確認できます。その廃土も溜まりになっているのではなく平してあります。全体的に低くともこのような場所もあるということです。
3.まとめ
住宅地が近いこともあり利用者は多そうです。駐車場も整備されています。北側がマンション、南側が調整池、東側が白岡高校、西側が道路を挟んでヤオコーです。気になるのが、どうして芝生広場を土のグランドにしたかと言うことです。ネットで検索していたら、グランドゴルフ場にしたとあります。高齢化社会への対応ということでしょうか。そういえば子どもが減少していることと老人が増えていることが公園の施設や使い方に変化を強いているようです。子ども遊具の代わりに健康器具、広場がゲートボールやグランドゴルフやターゲットゴルフ場へと。また、野球場やサッカーグランドは、専用の施設へ。原っぱで野球したりサッカーボールを蹴っていたころが懐かしくなります。
白岡市の除染基準
次に掲げる高さで測定した空間線量率が周辺より毎時1マイクロシーベルト以上高い箇所
※周辺は毎時0マイクロシーベルトとする。
●中学生以上が利用する施設の高線量予測箇所 :1m
●小学生以下が利用する施設の高線量予測箇所 :50cm
●子どもが接する機会が多い高線量予測箇所 :1cm
※学校、保育所や公園の遊具下は、「子どもが接する機会が多い高線量予測箇所」とします。
コメントをお書きください