測定日:2016年6月3日(金)13:40~14:50 晴れ 南東の風2m
測定地:永田公園(吉川市平沼)
測定方法:地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定
1.移動測定 平均空間線量 0.071μSv/h
吉川市立栄小学校に隣接する中規模の公園です。古い公園ですが、心地よい木陰や芝生広場、水遊び場もあり、放課後や休日には多くの子どもたちで賑わうものと思われます。
2012年には市独自の除染基準0.19μSv/hに基づいて除染が実施されています。園内には表土を削り取った跡があちこちに見られ、今回の測定でも吉川市の除染基準0.19μSv/hを超えるポイントはありませんでした。空間線量の全体平均は0.071μSv/h、地図中の●は大半が植栽の根元にたまった土です。駐車場の縁石のヘリにたまった土もあります。芝生の中央部は比較的低線量でした。
2.定点測定(60秒の平均値)
大型の木造滑り台の下、おままごとのお道具がおいてありました。
大木の下ですが、自然のものだけでなく、舗装部のたまり土などを捨てたようです。
ここも写真2と同様、舗装部のへりにたまった土を掻きあげてた跡がありました。3.11以降の公園で、これをやるとセシウムがどんどん濃縮していきます。
3.まとめ
吉川市の除染基準0.19μSv/hはありませんでしたが、たまり土の掻きあげなどもありました。また、水遊び場の周りの植栽の下にたまった土からが、0.1μSv/h以上の線量が多く測定されました。このあたりを気を付ければ、空間線量の低減化がいっそう進むと思われます。
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