場所:内間木公園(埼玉県朝霞市大字上内間木518-3)
日時:2016年10月10日 15:40~16:10
天気:曇り 微風
方法:移動測定(地上5cm高)、定点測定(地上と50cm高の60秒間の平均)
機器:ホットスポットファインダーCsl(TI)+半導体型光検出器MPPC
1.移動測定(総平均0.053μSv/h)
地元の人は違うのでしょうが、大変わかりにくい公園でした。野球場、テニスコート、弓道場そしてゲートボール場と用途がハッキリした公園で、子ども遊具施設はありませんでした。目を引いたのがゲートボール場で、ここまでキチンと整備されたものは初めてでした。公園の周りは、倉庫や工場、空き地などで住宅地から遠く施設の目的以外の利用者は少ないと思います。移動測定の結果は、心配レベルではありませんが朝霞市にしては若干高い感じです。
2.定点測定(60秒の平均化)
弓道場裏の桜の木の根元に土が盛られていました。ここで測定器の警告音が鳴りました。スペクトルからもセシウム137が確認できます。60秒の平均化では0.1μsv/hには届きませんでしたが、朝霞市でもこれくらいの数値は出ることがわかりました。
こちらがスペクトルのグラフですが、矢印の山(ピーク)がセシウム137です。福島原発事故から5年半が過ぎましたが、放射能はなかなか消えません。木の根元の盛り土で、朝霞市の除染基準は下回っていますが、できたら撤去してもらいたいものです。
野球場の裏が一応散策路も兼ねているようなので定点測定をしました。少年野球大会をやっていたのですが、ひときわ高い歓声が上がりました。なんとホームラン、打球は私目がけてやってきます。少し驚きましたが3mほどセンター寄りに外れました。ここも、放射線量は心配するレベルではありませんが、放射性セシウム137はハッキリ確認できました。
テニスコートの裏で野球のバックネットに近く、少年野球の面々はこんなところでお弁当を広げるのかなということで定点測定。養生中のため中には入れなかったので際で測定しました。放射線量は心配レベルではありませんでした。
3.まとめ
それほど広い公園ではないのですが管理事務所もあるようで、朝霞市の他の公園同様、清掃が行き届いていました。今までたくさんの公園を測定してきましたが、朝霞市は、公園の維持管理に、他市と比較しても相当の力を入れているようです。
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