場所:朝霞の森(埼玉県朝霞市膝折2-34)
日時:2016年10月10日 10:00~10:35
天気:曇り 微風
方法:移動測定=地上5cm高、定点測定(60の平均)=50cm高、5cm高
機器:ホットスポットファインダー(ポニー工業)Csl(TI)+半導体型光検出器MPPC
1.移動測定(総平均0.038μSv/h)
朝霞の森は、国有地を朝霞市が暫定使用しNPO法人あさかフレーパークなどが運営しているとのことです。朝霞プレイパークということで、祭日だったこともありたくさんの子どもたちが遊んでいました。手作り台車を押しているだけの女の子2人、大きな箱の下にキャスターをつけ、箱には絵が描かれています。二人してアスファルトの取り付け道路を笑いながら、楽しそうに押しています。木にロープを掛け簡易的なスリルのあるブランコからは歓声が上がっています。樹木を伐採して、BBQなど火が使えるゾーン、芝生ゾーン、疎林ゾーン、ボール遊びのできるゾーン、金網に囲われた駐車場。子どもたちが走り回るのに最適な感じです。肝心の放射線量ですが、とても低くてこの公園はクールスポットといえます。
2.定点測定(60秒の平均化)
一段低くなった草広場です。その上の芝生広場ほど手入れがされてなく、草を機械でザッと刈ったままという風です。少し低いこともあり雨水などの水はけも心配されますので定点測定をしました。結果は非常に低線量で安心できます。
どろんこ広場や木製の滑り台は手作りで期間限定だそうです。小さなお子さんがどろんこになり遊んでいたので定点測定することにしました。結果は安心のレベルでした。NPO法人あさかプレーパークのお兄さんと話したのですが、自分たちの子ども時代のよな遊び方が今の子どもたちにはできない。そういった場所を提供するのが目的ということのようです。たくさんの子どもたちが遊んでいましたので、この活動の意義は大いにあるのでしょう。考えてみれば、ちょっとした危険と隣り合わせだった子ども時代の遊び、探検したり秘密基地を作ったり、子どもは遊びをどんどん作り出します。確かに、社会環境の変化で社会や家庭が子どものリスクを考えるようになり、危険と隣り合わせの遊びは減っているでしょう。走り回っている子どもたちをみるとその目的は達成されているようです。放射能マップの8号と9号を渡してエールを交換しました。
3.まとめ
金網に囲まれた自由空間空間ですが、建造物(トイレもない;隣の青葉台公園を利用)がほとんどなく、とても広いので窮屈感は全く感じられません。肝心の放射線ですが、国有地との境や撤去された瓦礫なども入念に測定しましたが、高い値を示すところはありませんでした。駐車場(アスファルト)も含んでの数値ですので、お子さんたちを安心して遊ばせることができます。
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